2014年12月25日木曜日

her 世界でたったひとつの彼女

「今年の映画、今年のうちに。」絶賛キャンペーン中です。

ウルフオブウォールストリートの後、6本くらい観てるんですが、ちょっとすっ飛ばして昨日観た映画を・・・。

her 世界でたったひとつの彼女
監督:スパイク・ジョーンズ
出演:ホアキン・フェニックス、スカーレット・ヨハンソン
(2013年)

スパイク・ジョーンズの作品は、ちょうど3か月前くらいに「マルコヴィッチの穴」を観ました。
「マルコヴィッチ?」
「マルコヴィッチ、マルコヴィッチ?」
「マルコヴィッチ!」
「マルコヴィッチ~」


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めちゃくちゃ面白かったんですが、とりあえず置いといて、


主人公セオドアは、ネクラでモテない男。初めてちゃんと付き合った女性(キャサリン)と結婚するものの、元々の性格からふさぎ込んでしまい、キャサリンから離婚を要求される。
キャサリンが求める夫にはなれないと分かっていながら、別れることも決意できずにいた。

そんな中、人工知能のOSのCMを見て半信半疑で購入する。
その人工知能はサマンサと名乗る女性で、肉体を持たない声だけの存在。(あえて言うなら、スマートフォンのカメラレンズが”目”になっている。)

天真爛漫で明るく、賢く、自分のすべてを受け入れてくれるサマンサに、セオドアは恋をし、またサマンサもそれを受け入れ、セオドアは初めて本当の愛を見つけたが、サマンサの人工知能は思いもよらない速度で進化し、セオドアには理解しがたいものとなっていく。


要するに、モテない髭男が初めて付き合った彼女に振られて、代わりにAI(人工知能)を使って疑似恋愛する。
PCだから拒否しないし、傷つけもしないし、言うこと聞いてくれるし、おまけに超セクシーボイス。
そのうち本気になってしまい、もう戻れなくなったと思ったら、AIが進化しすぎて暴走。
手の届かないところへ行っちゃった・・・
でも彼女(AI)は本当の愛を教えてくれたね、うん、ありがとう。

って話でした。ww


将来のカルフォルニアが舞台で、とてもミニマルでフラットな街並みが印象的。
職場、セオドアの自宅、などなど、清潔感ありすぎて、生活感まるでなし。ゴミひとつ落ちてない。
撮影は上海で行われたようです。

町山さんいわく、「アメリカの未来を描こうとしたら、中国になっちゃうんですね~。」って・・・。
ウケたww

この映画を観て、素敵な恋愛映画だなぁ!と思えるか、二次元しか愛せない男の映画かよ!と思うのか・・・。

人それぞれですが、私は少し後者寄りでした。
二次元がどうのっていうより、結局男性は自分の言うこと聞いてくれる女性が良いんだね、というところ。

なんだか思い当たる節が・・・。(笑)

ん?待てよ、男だけじゃない、女だって言うこと聞いてくれる男性のほうが良いから!!(笑)
えっと、、ちょっと落ち着こうか・・・。


ホント、長年寄り添っておられるカップルの方々には尊敬の念しかございません。




セオドアとサマンサが恋に落ちていくところは、とても初々しくて、輝いていて好きなシーン。
実体のあるものだろうが、AIだろうが、一生懸命恋をすれば、本人はそれでいいのかも知れませんね。


掘り下げると、色んな見方のできる作品かと思います。
色んなブロガーさんのレビュー見てこようっと。









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2014年12月17日水曜日

ウルフ・オブ・ウォールストリート / "Sell me this pen."

12/16(THU)

ウルフ・オブ・ウォールストリート
DVDで観ました。

The Wolf of Wall Street(2013)
監督 マーティン・スコセッシ
原作 ジョーダン・ベルフォート
出演 レオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル
(179分)

約3時間あります。
全編にわたって、ドラッグとセックスと喧嘩ばかりで人間としてはサイテーでしたが、
ジェットコースターのように上がっては落ち、また上がっては下がる・・・3時間あっという間!
レイティングがR-18となっていますが、そんなにリアルな場面は出てきませんし、R-15でも良かったんじゃ。
とにかくとても楽しい映画でした。
レオナルド・ディカプリオが金持ちセレブの役をやると、少し前の華麗なるギャツビーと被ってしまいますね・・・。

10数年期限の切れたLEMONというとんでもないドラッグを飲んだ後に相棒のドニーとする喧嘩のシーンがあるんですが、まさに泥仕合!しょうもないwwwくだらんwwwおバカwww
穴という穴から出るもんが出ていましたねっ。ww


そして途中、ラストへの伏線にもなっている、“Sell me this pen.”(このペンを私に売ってください)

「このペンは、とても高価なペンです」
「書きやすくて良いペンです」
「カッコいいペンです」
「貴方にピッタリのペンです」


多くの人がこのような回答をするかもしれません。
それはもう、もれなく、私も。


この質問の答えが、映画の中にあります。


ヒントは需要と供給。簡単なようで、難しい。

くだらなくて、エッチで、おバカなシーンが全編を占めているはずなのに、観た後に残ったのは、この部分でした。





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2014年12月16日火曜日

今年の映画、今年のうちに。

映画が好きでも、1800円はちょっと出したくなくて、毎回映画館が安い日に行きます。

お気に入りの映画館は、序破急系列。 (広島の映画館です。)
・八丁座
・サロンシネマ
・シネツイン

お気に入りというか、ここと横川シネマ以外は大きなシネコンなので、ミニシアターものや古い作品はほとんど扱ってくれないのです。

好きな理由は他にも、割引サービスが充実していることと、レディースデーが金曜日!ということ。

金曜日 1100円
日曜日 18・19時台から1100円
毎日 18・19時台から1300円

これに他のシネコンのレディースデーの水曜日を合わせると、最強の1週間になります(笑)
レイトショーが安いのはどこの映画館も一緒だけど、それが18時台からあるって素敵。

ちなみにファーストデーはいつも忘れがち。

そんな技(?)を駆使しても、見られなかった(見忘れた)今年の映画。

DVDも同じで、旧作(100円)になるまで待つ派だったけど、1100円出せば新作が4本(7泊8日)で借りられる・・・と、気づく。(遅)

鉄は熱いうちに打て、とはこのこと。
見時を逃して、今も結局見ていないものばかり。

今年の映画は、今年のうちに。

ということで、少し前にレンタルリリースされたものから、え、もう出てるの?ってものまで。

4作品。


「ウルフ・オブ・ウォールストリート」 


「グランド・ブタペスト・ホテル」


「アクト・オブ・キリング」


「ブルージャスミン」


借りて参りました。

全部序破急系列の映画館で上映してくださっていましたね。
そして全部、町山さんがたまむすびでご紹介されていましたね。
見逃してごめんなさい。


今朝、階段から落ちて尻を強打し、まだ痛くてYogaに行けそうにありませんので、家でおとなしく映画を観ます。



ほんとに痛い・・・。しくしく






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2014年12月15日月曜日

はじめに

仕事が終わったら、家に帰ってダラダラ過ごすのも大好きだけれど。

友達とごはんを食べるのも良いけど。

ジムで汗を流し、ちょっとした優越感に浸るのも良いけれど。

好きな映画館で観たい映画を観る、のはもっと良い。

と、最近気がついた。


18:00に仕事が終わったとして、寝るのが0:00とすれば、私に許された時間は1日6時間。
移動や準備に1時間かかるとすれば実質5時間くらいとなる。

これが多いのか、少ないのか、私には分からないけど、大切でとても楽しい時間である。

楽しい時間はすぐ過ぎてしまうので、やっぱり少ない、と言ってしまおう。


ついでに、働くことへの情熱や憧れも、もうない。やりがいもない。仕事辞めたい。と言ってしまおう。

だけど、情熱や憧れ、やりがいがなくても、働き続けているのは、映画のおかげかもしれない。

映画の代金を支払うためじゃない。(それもあるけど)

映画は夢ばかり見ていた私に現実を教えてくれた。

現実とは、あきらめること。

あきらめて、やるしかないこと。


これまでずっと、映画は夢を与えてくれるものだと思ってきたけど、そうじゃないのもいっぱいある。


そういう映画が好きだし、良い映画だと思うのです。